私の母方の祖父母が住んでるところは結構田舎です。
田舎といっても実家から車で20分くらいしかかからない。
市町村合併で「村」ではなくなったが、町並みはそのまま。
みかん畑と、茶畑をやっているが高齢なので農業の方はぼちぼちです。
祖父母と一緒に叔母が住んでいます。
私は祖父母と叔母にとても感謝しています。
叔母は私が保育園の頃、入院することになった時、母は父や兄のお世話と仕事で病院に付きっきりというわけにはいかず代わりに叔母がお世話してくれました。
その頃は私達家族は他県に住んでおり、とても遠いのに数ヶ月仕事も休んできてくれました。
祖父母はうちに経済的な援助をかなりしてくれました。
私達兄弟の進学のためのお金を貸してくれたりと色々ありました。
恐らく私の知らないところでもっと援助してくれたんだと思う。
私の父親は仕事嫌いでしょっちゅう何ヶ月も休んで家でゴロゴロしている人です。
仕事もなぜか単身赴任での仕事を自分が選んで行くのですが、職場に気に入らない人間が居るとすぐ辞めて帰ってきてはお酒を飲み、母に暴言を吐き祖父母の文句や母方の親戚の文句を言い続けてきた。
私達兄弟の進学時期になると、酒を飲み「自分ばっかりきつい思いして一生懸命働いているのにお前の態度は何なんだ」とグチグチ一晩中大きな声で母を責め、かと思えば別の日には泣きながら「お父さんが頑張るからお前は好きな学校に行きなさい。」と言う。
しかしまた別の日には「自分だけきつい」と言う。
結局入学金は祖父母に借りた。
昨年父は「どいつもこいつも自分の良いようにしやがって。大学まで出してやったのに全く役に立たない。今までかかった金を返してもらう。」と言っていたそうだ。
母は父と結婚してから仕事をしない時期はほんの数ヶ月しかないと言う。
妊娠中も産後も外に行けない時は内職をしていた。私の記憶の中にも内職をする母の姿がある。
若い頃、生活費が足りない時は足りないと言ってくれと父が母に言ったそうだ。
それで母が足りないと父に言ったら「お前はどれだけ俺を働かせるつもりなんだ」と怒鳴られたらしい。あの人なら言いそうな事だ。
それから母はお金が足りなくても父には一言も言わずにやってきた。
私や兄が大学へ入ってからも変わらず父は2ヶ月、3ヶ月と平気で仕事を休んでいた。
学費や実家の生活費を母はかなり苦労して工面していた。
祖父母の助けも借りただろう。
母のおかげで私も兄も4年大学を卒業させてもらった。弟達も高校まで行けた。人並み、それ以上に勉強させてもらった。
私は母と祖父母と叔母に感謝している。
祖父は何年か前に心臓の手術をしたが、その後は特に病気もなく元気でいてくれているのだが、今日母から連絡があり祖父の体調が悪く検査入院中だと。
祖母も叔母も心配で落ち着かない日々が続いている。
私ももの凄く心配。明日の検査で結果が出るらしい。
どうか大きな病気ではありませんように