私から見ると、義母は「家のみ」って感じに思える。
毎日の生活が家の事だけ。
遊びに出かけるわけでもない。
友達が家に遊びに来る事もないし、話に「友達」という単語が出てきたのは1、2回しかない。
話のネタは自分の事か義父の事か、プリンスの事、親戚、近所だけ。
化粧もしない。ごくたまに病院へ行く時などはファンデーションのみ塗っているみたいだけど普段全くしないので凄く違和感がある。
7年前に買ったズボンが破れてしまったと話すのを見るとなんだか引いてしまったりする。
今時で言う「パンツ」とは絶対言えないよう物。ジャージ素材でウエストがゴム。7年前ってまだ48歳だよなぁ。
今日は朝から妙に静かだと思ったら、突然いつものように階段をドタドタと上がってきて、珍しく出かけるとのこと。
義父は仕事の用事で、車で1時間弱かかるここよりはるかに都会な街へ出かける事がたまにある。
義母はそれについていくのがとても嬉しいようだ。
今日もそれについていくらしく、しっかりと事細かく行き先を私に告げて行った。
凄い笑顔だった。
その街には去年、規模の大きいショッピングセンターができた。義父は友人達にまだ行った事が無い事を笑われたらしく、もちろん義母も行った事はないので、そこに行こうという話になっていたらしい。
「私は別に行かなくてもいいやけどな、お父さん(義父)が笑われたって言うからな!」
…はいはい。
私が仲良くしてもらっている50代60代の女性は、早朝5時からの仕事をしている時もお化粧はそれなりにしてきていたし、服装も凄くお洒落だった。高級な服は着ていなくとも気を使っているんだと分かった。
皆で食事に行く時はお洒落してきたり、忘年会新年会をしてお酒も楽しく飲んだしカラオケも行った、家の庭でバーベキューしたりもした。
姑さんの介護をしながら町内のバレーボールクラブで頑張っていたり。一緒に働いていた若い男の子がかっこいいNIKEの靴を履いていたら、自分もそれが欲しいと言い出しその男の子に買ってきてもらったり。
60代の人なんて、友達と2人で韓国旅行へ行ったり、大阪へ友達に会いに行ったり。早朝の仕事を9時に終え、それからバスに乗って他県に住む娘の所へ孫の顔を見に遊びに行き、夕方帰ってきたり。
皆凄く活動的て楽しそうだった。私の母もそういうタイプだし。
そんな中に居た私には義母の世界が凄く狭く感じてつまらないものに思ってしまう。
でも感じ方も考え方も人それぞれ。何が楽しいかも皆違う。
人生も人それぞれ。
私の生き方が正しいわけでもない。
義母の人生がつまらないものだという権利もない。
義母は義母の生活に満足し、幸せに暮らしているんだから。きっと楽しい、幸せだと本人も思っているだろう。
でも私は義母のような生活は嫌だ(笑)
私もテレビ好きだし、編み物も好き。お菓子だって好き。インドアな事好きです。
でも沢山友達が欲しい。旦那も子供も大切だし、家の事きっちりやりたい。専業主婦でも兼業主婦でもいい。
でも友達と遊んだり、出かけたり、家族以外とも関わりたい。
うぉ〜〜そんな私が今のような暮らしをしているから気持ちがどんよりしてしまっているんだな!駄目だ!こんなんじゃ〜!
早くあのバイトに復帰するのだ!!!!
売り場の半分がアダルトなあの雑貨屋さんに〜〜〜!!!